なつかしの珈琲店で「ムーミン谷の彗星」を読む。
福岡天神・福岡銀行本店の近くにある庵道珈琲店。
久々に訪れてみました…一人で。
私は20年前、よくここで珈琲を頂いておりました。
スタバなんかも無い時代の珈琲店。
ここのお店に一歩入ると珈琲の良い香りとともに、
バロック音楽が心地よく響いており、
なんだか安心してゆっくりと過ごすことができたんです。
スタバ的なお店も場所によっては好きなんだけど、
おばさんとしては、音量の大きさが気になるのよねえ。
まあ、この音量のお陰で、隣席の話はお互いに聞こえない、
という音のマスキング効果もあるんでしょうけどね。
庵道珈琲店で珈琲を注文すると、冷えたホイップクリームが
ドーンとガラスの入れ物に入って差し出されます。
なんだか気前の良さに驚いて、それだけでも
リピーターになる人は多いんじゃないかな。
ハンバーグやサラダやスパゲッテイーの付いたランチや
いろんな種類の軽食もボリュームがあって
よく頂いていました…一人で。
昔は、ここでよく本を読んだり、日記を書いたりしていたな〜
私は今回、この珈琲店で、バッグの中にしのばせていた
「ムーミン谷の彗星」を読み上げたのでした。
なんだか久々、読むとやっぱり良いなあムーミン物語。
彗星がやってきても、ムーミンママはあまり動揺をみせることなく、
穏やかにドーンとした態度でいるあたり、
さすがだなあ、と改めて尊敬いたしました。
大人と子どもの境界線があいまいになっている現代、
ムーミンママみたいに子どもに不必要に不安を与えない大人で
いることは、とっても大事なことなんじゃないかな。
かといって過保護ではなく、ムーミンのためになるだろうと思って、
彗星を調べにスニフと天文台に旅に行かせるあたり、
やっぱり母としての腹が据わっているな。
私もムーミンママみたいになりたいなあ。。。。
体型が似てくるばかりで、なかなか。
母親度は全く足元にも及びません。
久々の珈琲店の雰囲気や味に感動しながら、
ムーミンママへの思慕をもって
このお店をあとにしたのでした。
今度はいつくることができるかな?
どうぞそのままの雰囲気でいてくださいね。。。