WOWOWの映画

ハードディスクに撮りだめしていた邦画を
夕飯の後、ようやく観ることができた。
豊川悦司さまが出演している「接吻」。

接吻 デラックス版 [DVD]

彼は一貫して薄汚く、変な匂いが漂ってるような
狂気に満ちた殺人鬼の役を演じていた。
拘置所で黙秘を続けているので、目や表情が
表現の全てという、難しい役どころ。

ストーリーが展開するに従って、人間らしい表情を
垣間見せるようにもなっていくんだけど、
その彼の表情の少しずつの変化に、
またまた、おばさんやられたって感じだった。

しかし、今回は、とにかく主役の小池栄子の演技に圧倒された。
摩訶不思議な女性を演じる彼女の鬼気迫る表情に、
ぞぞっとした。

ドラマ「大奥」での彼女の演技は確かに印象的だったが、
それにしてもこんなに上手な人だったとは・・・
アイドルがいつの間にか凄い演技派女優になっていた。
自分を深く見つめることができないと、
きっとあんな演技はできないだろう。
彼女の成長にびっくりだった。
何が彼女をそこまで変えたのだろう。。。
何故だか気になった。