川辺のハタ当番

毎月一回お役がまわってくる小学校のハタ当番。


大きな川の橋のたもとに立つので、冬はとにかくハンパなく寒い。


いつも保護者と一緒に立って下さっていた交通指導員のおじちゃんは、
雨の日も風の日も、朝早くから子ども達を暖かく見守ってくれていた。


ありがとうございます・・・とお礼を言うと、
「わしゃ、交通指導をさせてもらえて本当にありがたくて
 幸せやと思っとる。いっつも感謝しとるんよ」 とおっしゃっていた。


そのおじちゃんが突然亡くなって、
保護者が一人で川辺に立つようになってから、
1年半が過ぎた。


子ども達はどんな気持ちで毎朝そこを通っているの?
我が子に尋ねると、おじちゃんがいなくなったことは
信じられないし。。。。とにかく亡くなったとは思ってないとのこと。
お葬式に出させてもらい、お顔まで見せて頂いたのだけどね。


でも私も同じ気持ちだ。


老後はこんな風に地域の子ども達を見守って
子ども達やお母さん達のためになることをして、
爽やかな気持ちで旅立ちたいものだと思う。


そんなことを思わせてくれた、
8年間のハタ当番が昨日で終了。


ちょっとさびしいような気もするけど・・・
でもやっぱり
正直嬉しいなあ。。。。大変だったから。。。。っと
自分の頑張りに自己満足はするんだけど、
ハタ当番に感謝する気持ちにはなかなかなれないなあと思った。


やっぱりおじちゃんの凄さには足元にも及ばないなあっと思う。