桑田真澄さん・・・に喝采
ジュニアスポーツに異常な熱を入れる大人に常々違和感を感じてきた。
そこで育つ「精神」は、世の中に何をもたらすのか?
根性のある前向きな人になって欲しい、
という親達の願いは私にもわかる。
でも非科学的で行きすぎた指導が多いみたい。
小学一年生の女の子の顔にびんたを張るコーチに、
その傍らで「ありがとうございます」と頭を下げる母親。
いったい何がありがたいの?
お母さんは自分も叩かれてしごかれて育ったから、
「娘にも同じものを」と願っているそうだ。
なんだ?それ?
それって虐待の連鎖と一緒じゃん。
日本のスポーツ界は、虐待する大人ををせっせと育んでいるのではないか?
ずっとそれを危惧してきた。どうにかできないのか。。。。
そこに、桑田真澄さんの、早稲田大学大学院での研究の記事。
多くのプロスポーツ選手にアンケートを実施した結果をまとめている。
スポーツにおける暴力の連鎖をただし、指導者をリスペクトする中での指導を提唱している。
桑田さん程の多くの経験を経た人が、この視点で研究したいと思うなんて・・・
桑田さんが今、なぜそのテーマで研究をしたいと思ったのか、
詳しいことはわからないけど、その記事は私を喜ばせた。
是非一読させてもらいたいと思った。
スポーツで子どもと関わる人にそのエッセンスが届くことを祈る。
あの有名な桑田さんの研究だからこそ、
多くの人が注目してくれるのだ。
よくぞ、ここに目を向けて下さった。