この頃の日本の教育事情

ベネッセ教育研究開発センター研究員のお話を聞いた。


大規模な調査の結果、現代の子どもの8割は、
ひと昔前よりもずい分丁寧に育てられていることがわかったらしい。



それは我が子の周辺の子ども達をみていても
なんだかわかるような気がする。
どの子も習い事や塾に通っているし、
お母様付き添いのジュニアスポーツも
いろんな地域で盛んだし・・・、
何かと心配する母親が増えてるみたいだし。



母子の密着時間や祖父母との時間も長く濃厚になり、
その反面(というのか、やっぱりというのか)、
幼児期から友達と遊ぶ時間は極端に短くなってるんだって。



日本の母親が家で孤軍奮闘して必死に育てている姿が
この数字から読み取れます・・・とのお話が印象的だった。



ある大学の先生は、
その結果、大きくなったらとても素直で、指示にもよく従い、
大人からみるとお利口な若者になるんです・・・


・・・でも、不平不満が多く、指示を待つばかりで
自分で開拓していこうという気概が無い・・・
という問題傾向があるともおっしゃる。



今後、どんどんそれらの傾向は強まっていくのだろう。
良いのか悪いのか、わかんないけどねえ。



しかし、ホントの問題は、残り2割に入っている、虐待などの
問題を抱えている家庭の増加なのだろう。
やはり、格差がどんどん拡がっているって印象は否めないなあ。



昭和40年生まれの私たちは、この年代から日本人がおかしくなっただの、
新人類だ! だの、とにかく散々なことを言われてきた世代だ。
そんな私たちが育てているんだから、いろんな問題が起こっても仕方ないのかなあ・・・
悔しいけど。。。。



どうすればいいのかな??
必死に生きてきた結果の自分たち、そして子どもたちの、
今の姿を全否定されるのはやりきれないんだけどなぁ。