どこへ行くんだ〜

ある場所で定期的にお会いしているある女性。
30歳半ばなんだけど、この頃すごく美しくなっている。



少し前は、木綿のワンピやゆったりとしたジャンバースカートが
お好みで、殆どノーメークで自然派って感じだった。
それも可愛かった。



しかし、今は別人。
昨日はグッと胸を開いて鎖骨を出した女らしいセーターに
いやらしさのないタイトなスカートを履いていた。
大柄の斜め模様のタイツが足を引き締めてみせ、
10センチ近くあるピンヒールのコツコツという音が、
更に女らしさを演出している。
化粧や髪形もずい分変わった。
でも、ハデすぎない。



一番私が注目する変化のポイントは、
彼女がしとやかなに身をこなすようになったこと。
インナーマッスルを鍛え始めた彼女は、筋肉を使って
家の中でもしとやかに生活することを意識しているという。
いつでもステキに見えるように姿勢を保ち、
美しくみえるように、カップを持つ手の角度も私とは違い、
指がスラッと伸びている。



彼女は日々の生活を丁寧に、美しく、そして女であることを
喜んで生きることに決意したそうだ。



数年前の彼女と180度も違っているその満ち足りた幸せそうな笑顔に
こっちまで癒される。



女であることを喜んで生きることができるって、素晴しいなあ。
ちょっぴり私も後を追いかけたい気持ちになった。



しかし、彼女の旦那様は、日に日に美しくなり、周囲の男性の目を
釘つけにする彼女を見て、時々つぶやくそうだ・・・


・・・おいおい、どこに行くんだ〜・・・・って。