ニャンコ、じーちゃんにまとわりつく

隣の母屋に住んでいるじいちゃんが、ミーについての愚痴をこぼす。


からあげを買ってきて、さあ食べましょう、と思って皿をみたら
もう無かったんや・・・どっから入ったんじゃろか台所に・・・とか、


さっき餌をあげたのに、またすぐに欲しがる・・・・
その声が大きいのでよっぽどお腹空いてるのかと思って
お皿に入れてあげたら、
ほんのちょっとだけつまんで、プイっといなくなったとか。


私がちょっと心配になったのは、じいちゃんが庭を歩いていたら
足にまとわりついてきたんで、避けたら滑って転んで怪我をしてしまった
・・・というエピソード。怪我も2回目らしい。


おいおい、ミーよ。
じいちゃんを困らせないでおくれ。
今度じいちゃんが転んだら、骨折れるかもしれないよ。


しかし先日、じいちゃんが歩いているすぐ傍で、
じいちゃんの歩くスピードに合わせて
寄り添って歩いているミーを目撃した。


私が、じーちゃーん!!とちょっと離れたところから呼びかけると、
じーちゃんの足の運びが止まったのと同時に、
ミーも足を止めて、二人でこっちを見ている。


私との話しが終わって、じいちゃんが歩き出すまで
ミーはじっと傍でじーちゃんを待っている。
ミーの態度は堂々たるもので、
ケアマネージャーやヘルパーさんの佇まいが連想された。



ミーにじいちゃんをよろしくね・・・とお願いしたくもなった。
お互い持ちつ持たれつの関係なんだな。


ミーはじいちゃんが大好きなんだろうな・・・
じいちゃんも愚痴を言いつつもミーを憎めず可愛いんだろう。



じーちゃんのミーについての愚痴は、今じいちゃんが誇れる
自慢話の一種なのかもしれないな・・・と思うに至った。