雨の卒業式

娘は「また。。いっつも雨ばっかり・・」と朝から落胆の表情。


でもさ、卒業式を雨が祝ってくれた。。と思えなくも無いよ。
雨音と体育館の底冷えは、厳粛な雰囲気に華を添えてくれたから。


壇上に上がる我が子だけでなく、知っている子ども達の
引き締まった表情をみると、いろんな思いがこみあげて
涙が溢れてくる。


娘は・・・誰にも負けないにこやかな笑顔で、
終始とても嬉しそう。涙のかけらも見当たらない。
友達とも大はしゃぎでカメラの前でポーズを決めている。
良いのか・・・そんなんで。。。
ちょっと不可思議な気持ちになったけど。


でもママは覚えてるよ。。。。


3年間通った幼稚園の卒園式では
ニコニコと満面の笑顔で嬉しそうだったけど、
家に帰るなり「さびしい・・・」としゃくりあげて泣き続けたことを。
寂しい気持ちをどう処理していいかわからず、
その場で大はしゃぎしちゃうタイプなんだよね。


今日の式の後は、家には帰らずにパパの付き添いで
友達と一緒にプリクラを撮りにコスモタウンへ出かけていった。
こんな風に暫くは、友達と行く春を惜しむ日が続くだろう。


「さらば友よ。でも中学校で会うけどね。。。」
・・・とは娘が文集に書いていた言葉。


卒業のさびしさも不安も、友達がいつもそばにいると思えば、
乗り越えられるよね。


もうママの前で寂しさの涙を見せてくれることは、
これからも無いのかな?